一次元格子振動の実験
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概要
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大学教養課程における力学的振動についての学生実験としては,従来主として自由度1の系の振動または一次元連続体の振動についての実験が実施されているが,不連続的質量分布を持つ多自由度系の振動については行われていない.しかし多自由度系の振動は,その極限としての連続体の振動の理解,および格子振動等物性物理の理解に重要である.ここでは一様な張力で張られた軽い弦に等間隔に多数の重りをつけた一次元格子模型の系について,周波数可変電流により励磁された電磁石を用いて系の固有振動を励振し,ストロボスコープにより系の振動を観察測定する方法により系の振動特性を調べた.系の固有振動数の計算値と測定値はよく一致し,また系の種々の振動特性を実験的に理解し得る結果を得たので報告する.
- 日本物理教育学会の論文
- 1981-02-28
著者
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