電流天秤の試作と実験
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概要
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プロジェクト物理の生徒実験の紹介の1つとして,今回は電流天秤を,日本で手に入りやすく費用もあまりかからない材料を用いて製作し,実験して,その製作過程から実験結果までをくわしく報告する.この電流天秤を用いることによって,電流と電流との相互作用をあらわす式F=k((I_1I_2l)/2)を定量的に確かめることができ,d,l,I_1それぞれれ変化させ,F-d,F-l,F-I_1の関係を確かめる実験を行ないその結果をグラフに示す.これらの測定値から比例定数kを求めると,その値は(2.1±0.2)×10^<-7>N/A^2となった.電流どうしが力を及ぼしあうことを実感でき,法則性を体得できるので高校物理の生徒実験に適している.
- 日本物理教育学会の論文
- 1976-03-05
著者
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