正確な接続公式によるWKB近似のトンネル透過率
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概要
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WKB近似は量子力学の代表的近似法であるが,実際問題に適用する場合に必要となるのが接続公式である。ここでは,その接続公式の誘導過程を詳細に検討し,第二の接続公式が近似式であることを明らかにした。次に正確な式によってトンネル透過率を求めたが,結果は従来の透過率の公式をさらに近似して用いられている式が正しい式であることがわかった。そして,三角ポテンシャル障壁を例として数値計算との比較を行い,WKB近似による計算結果の傾向を論じた。
- 日本物理教育学会の論文
- 1996-12-05
著者
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