時間的視点と空間的視点を対比的に強調した力学の指導
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概要
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自然現象を把握しようとする際に物理学で大切な視点として,時間的視点と空間的視点が挙げられる。そして,高校生がこれら二つの視点を意識することは,物理を理解するための一助となり,また興味を持つきっかけの一つにもなる。こうしたことから,この二つの視点を対比的に強調した展開を力学の分野において考えた。具体的には「平均の速さ」,「運動量と運動エネルギー」,「運動量保存の法則と力学的エネルギー保存の法則」について,この二つの視点から理解を深めるとともに,この二つの視点を持つことの大切さを認識させることをねらいとしている。
- 日本物理教育学会の論文
- 1991-09-10