粘着トラップによる雨水枡の昆虫捕獲調査
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
東京都港区内の雨水枡36ヶ所(ピリプロキシフェン処理)について,2007年3〜11月および2008年4〜7月の間に月1回の頻度で,粘着トラップを用いて雨水枡内の昆虫相を調査した.また,港区外の雨水枡15ヶ所(無処理)についても2007年8〜11月および2008年4〜7月に同様に調査を行った.調査では,双翅目,膜翅目,鞘翅目,半翅目,粘管目,直翅目,革翅目,噛虫目,総翅目,脈翅目の昆虫が捕獲され,その多くは双翅目であった.捕獲個体数の多い双翅目昆虫は,チョウバエ科,ユスリカ科,クロバネキノコバエ科であった.港区内の雨水枡では,蚊類の捕獲は少なかったが,港区外の雨水枡では5〜11月にアカイエカ群,ヒトスジシマカが捕獲された.港区内の雨水枡で蚊類の捕獲が少なかった原因のひとつに,蚊の発生時期にピリプロキシフェン剤の定期的な施用が考えられる.
- 2009-10-31
論文 | ランダム
- 根治的膀胱全摘除術が施行された高齢患者についての臨床的検討
- 前立腺類内膜癌の1例(第93回日本泌尿器科学会総会)
- PP969 胃癌の腹膜およびリンパ節転移巣におけるvascular endothelial growth factorの発現
- 血液浄化用カテーテル刺入による静脈血栓形成の観察
- 手根管症候群患者における正中神経内圧と手根管内圧