大学生が語る幼児期の注射の経験
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概要
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目的:幼児が注射をされるときの経験を知ること。調査期間:2007年7月から約1ヶ月間。方法:大学生7人へ構成的質問11項目、主な内容は注射が好きか、覚えている注射の経験はどのようなことか、現在はどう思っているかである。得られた内容を質的に分析しカテゴリー化した。結果:幼児へ関わるときのよい関わりとして10項目が抽出された。主な内容は(1)注射の前に必ず注射の目的や痛みがあることを説明する、(2)安易に注射は「痛くない」「すぐ終わる」と言わない、(3)子どもが注射を受ける覚悟ができるまで待つ、(4)2人以上の看護師で子どもを取り囲まない、(5)馬乗りはやめる、(6)母親が付き添い母親が押さえると子どもが注射を「やらなければならないこと」と諦める、(7)処置後に子どもの頑張りを褒める、(8)ご褒美をもらうことで子どもは嫌なことを吹っ切る。考察:これらは特別な準備の必要がなく、明日からでも実行可能な内容であった。
- 日本小児看護学会の論文
- 2009-03-20
著者
-
蝦名 美智子
札幌医科大学
-
佐藤 加奈
Kkr札幌医療センター
-
蝦名 美智子
札幌医科大学 保健医療学部
-
蝦名 美智子
札幌医科大学保健医療学部
-
蝦名 美智子
札幌医科大学 保健医療学部看護学科
-
蝦名 美智子
沖縄県立看護大学
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