物体の能動的観察による認識促進効果における手の運動の役割(視知覚とその応用及び一般)
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概要
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近年,能動的に物体を回転させて景観の変化を観察することで,後の物体認識が促進されることが報告されている.本研究では,物体の景観を観察する際,手の運動と物体の回転軸が一致した条件,不一致な条件など,能動的観察の条件を様々に変化させ,認識の促進効果を比較した.その結果,手の運動と物体の回転軸が一致した条件で,大きな促進効果が得られ,さらに,回転方向の正負に対する非対称性が見られた.以上の結果は,認識の促進に運動系が関与していることを示唆している.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 2008-11-07
著者
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