アブソリュートエンコーダ自己角度生成法の研究(測定・計測)
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概要
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角度を測定するためのロータリエンコーダで,角度検出部とエンコーダの回転中心とでできる幾何的条件を用い,エンコーダ自身で基準となる角度を作り上げ,その基準角度をもとに,より高精度のエンコーダを作り上げる技術,自己角度生成法を開発した.基準角度は,エンコーダが含む周期間数となる誤差を,エンコーダの1回転内で均等に配分して測定,算出する.この角度は高精度に決定され,これをもとに誤差関数を導出してあらかじめ記憶し,角度測定時にこの記憶した誤差関数を用いて測定した角度データの高精度化を行う.この技術を,角度を測定する測量機数十台に組み込んで,理論の実証,及び機械個々の特性やばらつきに対する効果の確認を行った.その結果,どちらも十分なデータが得られ,エンコーダの高精度化を確認した.
- 2009-03-01