PhaedoにおけるΔευτερο&b.sigmav; Πλου&b.sigmav;
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概要
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Phaedoの中でソクラテスはψυχη不死の最終的證明に入るに先立つて,自分の自然學に關するπαθηを述べ,その上で,自分のとつた原因探究の方法を'δευτερο&b.sigmav;として語つている.如何なる意味でこれをデウテロス・ブルースとしたのであろうか.從來しばしば論ぜられたこの問題は,プラトンがソクラテスをしてその方法を説明しそれに基いて魂不死のイデア論的證明を行わせようとした丁度その箇所に事が關係しているだけに,プラトン哲學の核心にふれるものを含んでいると期待され,この哲學の解釋を試みるにも恰好の場所であると思われる.ここに私が試みるのはこの問題をめぐる一つの解釋である.
- 1958-05-10
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