感覚特性に基づいた反力と振動による風の可触化モデルの評価(<特集>サイバーワールド論文)

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概要

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本論文では,人間の触覚に関する感覚特性に基づいた風の可触化モデルの評価実験を行う.この可触化モデルは,風向を表す一定の反力と風力ごとに周波数の異なる単振動とを合成した力をユーザに呈示するという,異なる二つの触覚刺激を使用する点に特徴をもつ.これは,従来モデルにおいて反力のみの可触化では風力が弱いときに風向を識別しにくくなるという問題を解決する.評価実験では,本モデルと従来モデルとの理解しやすさに関する比較と,本モデルにおける風向の識別率及び風力の識別率を検証した.実験の結果,本モデルは従来モデルよりも理解しやすいことが分かった.また,8方向の風向及び5段階程度の風力であれば識別できることが分かった.
社団法人電子情報通信学会の論文
2006-10-01

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