5. 凍結食品中の氷結晶の消長速度とガラス転移(平成9年度第43回低温生物工学会研究報告)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Recrystallization phenomena in frozen foods hurt the quality. In this study, rates of recrystallization of ice in frozen foods were determined for red meats of tuna and tofu cakes. These samples were frozen in methanol brine at -50℃ and stored at -50, -30, -20, -5℃ for maximum 80 days. Mean diameter of ice crystals in frozen foods were observed by microscope after these samples were fixed by freeze-substitution method and then sliced to very thin samples. The rates of recrystallization were k=135×10^3exp(-18.69/RT) and k=26×10^3exp(-1.6/RT) for tuna fish meat and tofu cake, respectively. These values were smaller by thousand times than the Zaritky's results. Zaritky's results were obtained at -20℃ final freezing temperature. The difference of final freezing temperature caused large difference in the recrystallization rates. The lower the final freezing temperature make the better storage conditions for frozen foods.
- 低温生物工学会の論文
- 1997-12-29
著者
-
鈴木 徹
東京海洋大学海洋科学部食品生産科学科
-
鈴木 徹
東京海洋大学大学院 海洋科学技術研究科 食機能保全科学専攻
-
鈴木 徹
東京水産大学食品生産学科
-
佐藤 雄二
(株)サンハウス
-
山田 有紀子
三菱電機冷熱設備(株)
-
高井 隆雄
東京水産大学食品生産学科
-
鈴木 徹
東京水産大学
-
Suzuki Toru
Department Of Food Science And Technology Tokyo University Of Fisheries
関連論文
- 4. 水溶液系における過冷却解消温度について(平成11年度第45回低温生物工学会研究報告)
- 電解還元系の人工温泉水の皮膚および髪に与える効果
- 鰹節の切削加工に及ぼすガラス転移温度の影響
- 低温下におけるO/Wエマルション脂質結晶化に及ぼす植物油脂種の影響
- 食品凍結中に磁場が及ぼす効果の実験的検証
- アイスクリーム中の氷結晶形態に影響を与える因子 : フラクタル解析を用いた氷結晶形態変化の定量評価
- 魚肉水溶性タンパク質から調製した可食性フィルムの水蒸気透過性におよぼす脂質添加の影響
- 6. ATP, ADPのガラス形成能と安定性(平成13年度第47回低温生物工学会研究報告)
- カツオ節のエンタルピー緩和現象と物理的エージングがその水分吸着能に及ぼす影響
- 異なる環境で生かした活ホタテの生死前後におけるATP量変化とORP変化
- 数値計算による凍結マグロ解凍中の品質変化の予測I : メト化進行度について
- 凍結魚肉の解凍条件が解凍後の魚肉に与える影響 : 解凍速度と解凍魚肉タンパク質の変性度およびドリップ流出量との相関
- キセノンガスを用いた野菜組織内の水の構造化とクラスレート水和物の形成 : NMRによるプロトン緩和時間の観察
- キセノンガスを用いた野菜組織内の水の構造化とクラスレート水和物の形成 : NMRによるプロトン緩和時間の観察
- 水溶液における核生成温度と融解熱量の関係
- カツオ節(ガラス食品)の破壊応力 : 食品
- アガロースゲルの凍結過程におけるポリマーネットワークの挙動とそれに及ぼす糖の影響 : 食品
- 3. Change of Polymer Network by the Freezing of Food Hydrogel
- 食品凍結中に磁場が及ぼす効果の実験的検証
- たらこ原料としてのスケトウダラ卵の冷凍によるダメージ
- L-フェニルアラニンの界面前進凍結濃縮晶析
- 凍結・解凍による食品ダメージ程度のNMRによる評価
- NMRを用いた生鮮植物組織の凍結・解凍における水透過性変化の評価
- 断熱型熱量計を用いたエンタルピー緩和速度測定によるBSA-水2成分系のガラス転移に関する研究(平成17年度 第51回低温低物工学会研究報告)
- 凍結食品中の氷結晶粒の形態変化と凝集プロセスのフラクタルによる評価
- 9. 二糖類によってガラス包埋した凍結乾燥タンパク質の貯蔵時における安定性(第49回低温生物工学会研究報告)
- 2. ガラス状態下にある糖類の分子運動性の評価(平成14年度第48回低温生物工学会研究報告)
- ボールミル処理によるポテトスターチの安息角の変化
- 空輸畜養ミナミマグロのK値とその部位による差異
- ポリリン酸塩及びアデノシン系リン酸エステルのガラス転移に関する研究
- 水溶液系における過冷却解消温度について
- 6. 食品科学におけるガラス転移(セミナー「ビトリフィケーション」)
- 大豆タンパク質の加熱及び凍結によるガラス化について : 食品
- X線小角散乱法でとらえられる魚肉筋原繊維タンパク質の加熱による凝集 : 食品
- カツオ節がガラス状態であることの証明とその形成過程 : 食品
- DSCによるかつお節のガラス転移の検出
- マグロの低温輸送における環境負荷の定量評価
- 蓄養マグロ流通における環境負荷 : 冷凍マグロ(海上輸送)と冷蔵マグロ(航空輸送)の比較
- コーンスターチ/二糖混合アモルファスの水分収着性と二糖の結晶化
- フラクタル概念に基づく粉砕エネルギ-則の統一的考察
- 食品、生体関連物質の熱分析によるガラス転移温度の決定と安定性の評価
- 凍結食品内氷結晶観察のための凍結置換法
- 5. 高分子ゲルの凍結の熱解析と凍結状態の電顕観察(平成8年度第42回低温生物工学会研究報告)
- メダカ胚における氷核生成温度降下度と平衡凝固点降下度の関係
- 特集にあたって
- 基本原理から新しい技術を探る
- 特集にあたって
- 食品のガラス化
- 保存技術としての食品のガラス化(第2回)糖類のガラス転移
- 冷凍食品
- 食品のフラクタル構造と機能
- 2. DSC測定による凍結乾燥コイ筋原繊維の貯蔵安定性の予測(平成7年度第41回低温生物工学会研究報告)
- 最近興味ある基礎研究と今後の展開 : ガラス転移現象と食品冷凍
- 5. 凍結食品中の氷結晶の消長速度とガラス転移(平成9年度第43回低温生物工学会研究報告)
- 1. 製造過程によるガラス状食品の非平衡状態の相違に関する解析手法(平成20年度第54回低温生物工学会年会)
- アモルファスデンプンの緩和と物性変化(セミナー「食品,医薬品におけるアモルファス(非晶質)科学の応用と発展」)
- 8. 各種水溶液から成長する氷結晶(平成4年度第38回凍結及び乾燥研究会研究報告)
- 食品冷凍の科学技術 (特集:冷凍食品。高品質、高機能で再び成長路線へ)
- デンプン粒子内のナノ構造の物理的変換と水分吸着能--アモルファス科学との接点 (特集:粉体技術・カプセル化技術)
- ガラスマトリックスに包埋されたヌクレオシドフォスフォリラーゼ-キサンチンオキシダーゼ混合酵素の安定性
- モデル凍結乾燥食品のガラス転移温度と保存性
- 低温下におけるO/Wエマルション脂質結晶化に及ぼす植物油脂種の影響
- 4. 糖,アミノ酸水溶液の組成とガラス転移温度(平成5年度第39回凍結及び乾燥研究会研究報告)
- Relation between Toxicity of Cryoprotectant DMSO and Its Concentration in Several Fish Embryos
- 氷結晶生成が魚肉の細胞外マトリクスに及ぼす影響についての組織学的研究 : 免疫染色を用いた氷結晶痕と細胞外マトリクスの同時観察
- K value of cultured southern bluefin tuna (Thunnus maccoyii) imported in chilled state, and its difference among parts of fish body