Astro-E2 衛星ベーキングにおけるアウトガス量の測定
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概要
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衛星搭載機器,特に光学系を持つ機器では,衛星からのアウトガスの影響により軌道上でその性能が劣化することがある.そこで,衛星からのアウトガス量を減少させるために,一般に衛星のベーキングが行なわれる.べーキングによるアウトガスの減少量を評価するには,アウトガス量の正確な測定が不可欠である.Astro-E2衛星では,2004年春に約10日をかけて衛星べーキングを行なった.その時,TQCMを用いてアウトガス量の計測を行なったので,その方法について詳述する.また,測定から得られたアウトガスの性質について,Astro-E衛星での結果と比較しながら議論する.Astro-E2では,この衛星べーキングにより,軌道上でのアウトガスの影響を大幅に減少させることができた.
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