静岡県における恙虫病の疫学的研究(1982〜1991)
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概要
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静岡県において恙虫病の発生がはじめて確認されたのは1948年であったが(406 th Med.Gen.Lab.,1948),1963年までの16年間に富士山東山麓と伊豆半島に限局した流行がみられ,200例近い発生が報告されている(野口ら,1964).その後の10年間は患者がほとんどみられなかったが,1976年頃から再び発生数が増えはじめ,1978年以降は毎年10名以上の患者が届出されている(佐野ら,1982,1984;川森ら,1988).また,前記以外の地域においても増加傾向にあり(北原ら,1981;川森ら,1988),静岡県内でのRickettsia tsutsugamushi(Rt)の汚染地域の拡大が懸念されている.そこで,われわれは届出患者を対象に恙虫病の血清学的な確定診断を行うとともに,野ネズミを捕獲し本症の浸淫状況調査を行った.
- 日本ペストロジー学会の論文
- 1992-11-06
著者
-
神田 隆
静岡県熱海保健所
-
川森 文彦
静岡県環境衛生科学研究所
-
神田 隆
静岡県衛生環境センター微生物部
-
杉枝 正明
静岡県環境衛生科学研究所
-
秋山 真人
静岡県衛生環境センター
-
秋山 真人
静岡県環境衛生科学研究所 微生物部
-
川森 文彦
静岡県大・環境科学研・環境微生物
-
赤羽 荘資
(社)日本食品衛生協会 食品衛生研究所
-
川森 文彦
静岡県衛生環境センター
-
杉枝 正明
静岡県衛生環境センター微生物部
-
赤羽 荘資
静岡県衛生環境センター微生物部
-
赤羽 荘資
静岡県衛生環境センター
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