有限要素法とスライディングモード制御理論を用いたアクティブ音響エネルギー制御
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概要
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本論文は,有限要素法による音場のモデル化と,スライディングモード制御理論を組み合わせたアクティブ音響エネルギー制御の手法を提案したものである。スライディングモード制御器における切り替え超平面は最適レギュレータ問題を解くことによって求め,そこで用いられる評価関数は音場内の全音響エネルギーと結びつける定式化を行う。計算機シミュレーションによって,提案した制御手法は,未知の騒音源によって励振される任意境界条件の音場において,共鳴周波数付近の音響エネルギーを抑圧できることを示す。また,音場のモデル化の際に現れるモデル化誤差に対してロバストな制御が可能であることを示す。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 2009-04-01
著者
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