Induction therapy後に腫瘍破裂をきたし膿気胸を合併した肺癌に対する右肺全摘術の一例
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概要
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症例は61歳,男性.cT4N2M0 Stage IIIBの肺扁平上皮癌と診断された.CDDP 100mg/m^2, VDS 3mg/m^2を2コースと1.5Gy×2/day計30GyのInduction therapyを施行後yT2N2M0 Stage IIIAとなった.手術予定時まで自宅で待機中に腫瘍空洞の破裂による右膿気胸を合併し,ドレナージ施行2日後に右肺全摘術を行った.気管支断端は第3,4有茎肋間筋肉弁で被覆した.術後経過は良好であった.放射線化学療法後の胸腔内感染を伴った右肺全摘術は気管支断端瘻発生の危険性が高く,発生後の予後は不良である.集学的治療が増加する今日このような悪条件の症例が増えることが懸念されるが,有茎肋間筋肉弁による気管支断端被覆は気管支瘻発生予防に有用であると考えられた.
- 1995-07-15
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