5. ライフライン系の地震時信頼度評価におけるシステム間相互連関の評価
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概要
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この研究は、ライフライン系の複合体=ライフライン都市ネットワークの地震被害リスク評価モデルの構築を目的とするものである。まず異種ライフライン間における地震時相互連関に着目し、その多面的な様相を体系的に整理するとともに、過去の地震時相互連関の特徴をまとめた。次に、特に重要な側面と考えられる、相互依存性に起因する機能的被害波及に焦点を絞り、その地震被害リスク分析の解析的な枠組みを構築した。具体的には、依存関係にある2つのネットワークシステムを対象として、地震時に生じる被害連関の度合を、クロスインパクト係数という単一のパラメータで評価する手法を考察した。FTAおよびクロスインパクト分析などのシステム手法を用いた本手法で、地震規模の違いによるインパクトの変化や、地震防災対策としてのバックアップ整備の有効性を示した。ライフライン系のシステム単位の地震リスク評価法と地震防災については、幅広い研究が行われ、具体的対策も進んでいるが、都市地震防災全般を論ずるときには、システム間の相互連関が重要な影響を及ぼす場合があり、この点に関連して多面的な研究が必要である。この研究は以上のような視点から実施されつつあるもので、本論文はその第一段階の成果として第8回日本地震工学シンポジウム(1990年12月)において発表したものである。[table]
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