15. 地震時の人間の意識と行動について : 日本とメキシコの学校教職員に対する調査
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概要
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「論文の概要」1985年と1986年に関東地方で発生した2つの地震について行った震度推定用のアンケートの回答から、学校教職員と一般の人々の地震時の意識と行動の差異について検討し、併せて1985年メキシコ地震時の犠牲者を生じた学校出の聞き取り調査結果と照らして、教職員の地震時の意識と行動の特質についての論じている。「調査の意義」多数の児童や生徒と共にある教育の場で、地震時に教職員の果たす役割ははかりなく大きい。建物の耐震性の向上や避難設備の整備の重要性に合わせて、緊急時の避難行動について、事前に十分な見通しを立てる必要がある。本調査は、その出発点とも言うべき教職員の意識と行動について、現実に発生した地震時のデータに基づいて検討していることに意義がある。また、国を越えて同じ教育の現場出の状況を比較することは、防災の国際的相互協力の上で有効と言えよう。「研究の動機」1988年度の一年間、国立メキシコ自治大学工学研究所に訪問研究員として滞在し、その間に日本メキシコ学院(小、中、高等学校)の先生方と交流する機会があり、教育の現場で緊急を要するテーマは、地震時に教職員はどう行動すべきか、と言う差し迫ったものであることを知り、被災校での聞き取りを試みた。そして、手持ちの日本のデータから日本の教職員の状況の把握も併せて行うこととした。
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