多元化社会における公教育概念の一考察 : 教育の供給主体の多元化と教育の公共性(16.教育行財政・教育法,自由研究発表II,発表要旨)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本型チャータースクールあるいはイギリス1993年法における発起人立国庫補助金学校の制度など近年の教育改革において提言されているアイデアは、いずれも価値の多元化に対応するために教育の供給主体の多様性を促進させる制度装置として意義づけることができる。こうした価値の多元化に対応する一連の改革は、社会の再生産を担う公教育の役割をどのように再定義することになるのか。教育の公共性概念および公教育における国家の役割について、社会の多元性を社会的凝集力のメカニズムとして意義づけるデュルケム社会理論を基礎として、検討を試みる。
- 日本教育学会の論文
- 2002-08-20
著者
関連論文
- コミュニティスクールの立案過程と新しい学校のガバナンス(学校のガバナンスとマネジメントに関する総合的研究)(日本教育学会第62回大会報告)
- 多元化社会における公教育概念の一考察 : 教育の供給主体の多元化と教育の公共性(16.教育行財政・教育法,自由研究発表II,発表要旨)
- 高校中退問題の動態と変容--明るい中退論批判 (子どもの問題)
- 学校のガバナンスとマネイジメントに関する総合的研究
- 「教育行政及財政」講義(上)
- 国家・アカウンタビリティ・市場 -アメリカ教育改革の動向-
- 教育制度論入門 : アメリカ教育制度論の現代的動向
- コミュニティスクールの立案過程と新しい学校のガバナンス
- 拙著『現代日本の教育と能力主義』に対する久冨善之会員の書評を読んで
- 教育行政理論の再検討によせて
- 戦後教育学の再検討(II) : 新しい研究領域の成立と研究の分化をどうみるか : 教育行政の研究から
- ニューヨーク市における学校参加論の現状と課題
- 教育制度 : 学校制度・入試問題研究の課題
- 教育財政研究入門
- 公開シンポジウム・総括(総括,III 公開シンポジウム)
- 教育の市場化・民営化と教育行財政 : 規制された市場と学校選択(教育の市場化・民営化を問う,I 年報フォーラム)
- 制度原理と機能の観点から(発表3,課題研究1 教育の国家責任のあり方-学校選択制の分析を通して)
- 多元化社会と学校選択 : イギリス1993年教育法の意義をめぐって(II 研究報告)
- イギリス新労働党による地方教育当局改革についての一考察 : 教育発展計画およびLEA査察に関する新たな政策を対象として(III 研究報告)