生存圏学際萌芽研究センター
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概要
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生存圏学際萌芽研究センターは、生存圏のミッションに関わる萌芽的、学際的、融合的な研究を発掘・推進し、中核研究部および開放型研究推進部と密接に連携して、新たな研究領域の開拓を目指している。そのために、所内教員のほか、ミッション専攻研究員、学内研究担当教員、および学外研究協力者と共同で圏間科学を推進し、4圏の融合による生存圏学際新領域の展開に努めている。平成19年度は7名のミッション専攻研究員を公募によって採用し、萌芽ミッションの研究推進を図るべく、「金属トランスポーター発現植物による環境浄化技術の開発」や、"Development of bacterial cellulose based engineeredsacffolding biomaterials for potenitial osteological applications"等の生存圏科学の新しい領域を切り開く研究に取り組んだ。また、所内のスタッフだけではカバーできない領域を補うために、19年度は理学研究科、工学研究科、農学研究科、および情報学研究科を含む13部局、計44名に学内研究担当教員を委嘱した。また、所内教員を含む学内教員からミッションプロジェクトを募集し、19年度は「熱帯生存圏の数値データの統合的データベース・解析システムの研究開発」や、「ベクトル磁場勾配簡易測定装置の開発と生存圏変動研究への応用」等の合計10課題について萌芽、融合的なプロジェクト研究に取り組んだ。さらに、ミッション専攻研究員を中心にした定例オープンセミナーや研究成果発表のためのシンポジウムを開催し、生存圏が包摂する4圏の相互理解と協力を促し、これに基づく生存圏にかかわる学際的な萌芽・融合研究について、新たなミッション研究を創生・推進することに努めてきた。このオープンセミナーについては、所員やミッション専攻研究員だけでなく、所外の様々な領域の研究者を囲み、学生達とも一緒になって自由に意見交換を行い、より広い生存圏科学の展開に向けて相互の理解と研鑚を深めるとともに、新しい研究ミッションの開拓に取り組んだ。センター会議およびセンター運営会議を開催し、センターやミッション活動の円滑な運営と推進を図るための協議を定例的に行った。
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