既知の攻撃法に耐性をもつナップザック暗号
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概要
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LLLアルゴリズムを用いる攻撃(LLLアタック)とShamirアルゴリズムを用いる攻撃(Shamirアタック)に耐性をもつナップザック暗号を提案する。LLLアタックは暗号文Cが公開鍵Kの要素K_iの線形和で与えられるときに有効であるが、暗号文Cに公開鍵Kの要素k_iの非線形和を含む場合には、LLLアルゴリズムを適用するための行列の構成が困難になり、解読が困難になる。Shamirアタックは公開鍵Kの各要素k_iが超増加性をもつ場合に有効であるが、公開鍵Kの各要素k_iを、各々、2つに和分解し、2つの公開鍵K_1とK_2の各要素に超増加性がない場合には、超増加性の条件を用いて秘密鍵と同等の超増加数列を求めるShamirアルゴリズムを適用しても、超増加数列を求めることはできない。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-12-10
著者
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