三重県鳥羽市神島における通過儀礼の変遷 : 離島の少子高齢・過疎化について
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概要
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緒言 1908年にArnoldvan Gennep (1873-1957) が人の一生の、妊娠から誕生、生育、成人、結婚、死などの折節の通過時に行う儀式を「通過儀礼(les rites de passage)」と呼んだ。それ以来、日本の民俗学者、人類学者、社会学者などもこの用語を使うようになった。通過儀礼の考察は、単なる儀礼だけではなく、家族、親族、地域関係や広い社会問題、宗教などにも深く繋がってくる。近年会の急速な少子高齢・過疎化は伝統的な通過儀礼に変化をもたらした。故に、いち早く少子高齢・過疎化に見舞われた離島を研究すれば、日本の未来が予測でき、これから直面するさまざまな課題を解決するヒントが見つけられると考える。東日本文化圏と西日本文化圏の中間位置にある東海地方を調査すれば、日本の平均的な状況を見山すことができると考えた。そこで、東海地方の代表的な離島である三重県鳥羽市神島をフィールドとして、現代社会において最も重要な課題である少子高齢・過疎化と伝統風習(通過儀礼)を考察することとした。
- 2009-02-15
著者
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