プロサッカークラブの本拠地におけるサッカーのまちづくり : 浦和レッズとさいたま市浦和地域の事例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では、浦和レッズとその本拠地であるさいたま市浦和地域(旧浦和市)を事例に、プロサッカークラブの発足に伴う「サッカーのまち」の変遷を明らかにした。浦和地域では1960年代から70年代にかけての約20年間の地元高校サッカー部による数々の全国優勝によって「サッカーのまち」としての認識が形成された。1993年に開幕したJリーグ以降は、行政、商店街などにより、サッカーのまちづくりが進められた。2000年代に入ると、浦和レッズも本格的に地域貢献活動に取り組むようになった。このように、Jリーグ開幕時からサッカーのまちづくりが着々と進展した要因は、地域住民の「サッカーのまち」としての認識やアイデンティティがあるためである。さらに、浦和レッズの地域貢献活動は本業のサッカーの強化には繋がらないが、結果として浦和レッズがさらに地域へ受け入れられるものになり、さらには浦和地域の「サッカーのまち」づくりが一層進んでいくものと考えられる。
- 2009-03-31
論文 | ランダム
- モ-リス・クロスランド著「ゲイ・リュサック--科学者とブルジョワ」(1978)の紹介--近代市民社会の成立と職業的化学者の誕生
- 摂関期における受領の家と家族形態--三河守源経相の場合
- アブラコウモリ Pipistrellus abramus (Temminck, 1840) の陰茎骨の成長
- 随想 面接--どこまで行けるやら
- 実務ノート オーストラリアの調停制度--多民族国家における家事調停