インドネシアにおける中央-地方間所得格差の変動 : 農・鉱業部門生産の動向に焦点を当てて
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概要
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本稿の目的は、1980年代初頭以降のインドネシアにおける中央-地方間所得格差の推移が示す特徴を明らかにし、その所得格差の変動に対して、各産業部門における付加価値生産額の地域間格差の変動がどのように寄与しているかについて検討することである。その検討のなかで、地方部に不利な方向への所得格差の拡大傾向を抑制する要因として、地方部における農業部門生産、及び鉱業部門生産の動向が重要な役割を果たしていることを明らかにする。以上の分析・検討を通じて、インドネシアの産業構造が中央-地方間でどのように異なった方向に変化してきているか、そうした変化を踏まえてインドネシアの地方部の経済が負う課題はどのようなものかについても考察する。インドネシアの地方経済は、重要な役割を担っている農・鉱業部門生産がもつ負の特徴をどのように管理していくかが問われている。
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