Lingga諸島からのDysphania discalis (Walker)の1新亜種
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概要
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Dysphania discalis (Walker)はマレー半島,スマトラ,ボルネオに分布し,腹部背面と後翅の基半分が純白なので他の同属種から区別される.矢崎(1989,月刊むし217:6, fig.7)はシロシタトラシャクと名付け,「この属の広分布の種としては珍しくひとつも亜種や型が命名されておらず,......」と書いている.本文で記載したスマトラ東部のLingga諸島の亜種は原名亜種よりやや小型で,後翅裏面全体が鮮明な黄色で,基部近くが白色でないのが特徴である.原名亜種では多くの場合後翅の基半が白色だが,まれには基部近くだけが白い.
- 日本鱗翅学会の論文
- 2007-01-10
日本鱗翅学会 | 論文
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