日本産マダラガ科およびセミヤドリガ科の蛹(鱗翅目)
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概要
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日本に産するマダラガ科13属とセミヤドリガ科2属の蛹の分類を行った.その結果,マダラガ科は4亜科とし,そのうちのProcridinaeをProcridiniとArtoniniに分割,更に蛹の形質からRhagadesおよびPseudoinopeを暫定的にこれらとは別の族として取り扱った.わが国に産する2種のセミヤドリガは夫々別亜科のものとして取り扱われているが,蛹の形態上は属を分ける程の違いも認めることは出来なかった,セミヤドリガEpipomponia nawai Dyarは従来単性生殖をするのではないかと考えられており,実験室ではこれが確かめられているが,筆者は偶々この種の雄の1蛹を検することが出来たので,本種は野外でも例外的に両性生殖をすることがあり得るのではないかと考える.
- 日本鱗翅学会の論文
- 2006-06-30
日本鱗翅学会 | 論文
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