Dysphania numanaの一新亜種(シャクガ科アオシャク亜科)
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概要
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Dysphania numana (Cramer)はニューギニアとその周辺の島々およびオーストラリアに広く分布し,Prout (1927)によって23の亜種に分けて図説されている.D. numana snelleni (Pagenstecher)はイリアンジャヤの南西に位置するKai Islandの亜種で,後翅外縁の黄色情によって特色つけられている.本文で記載したD. numana kurensisという新亜種はKai Islandの西にある小島Kur Island産で,snelleniによく似ているが,後翅外縁の黒帯が一層発達していて,居室にある黒紋も強いし,肛角にある黒紋がよく発達していることが多いが,snelleniではこの紋がない個体が圧倒的に多い.なおSeram Island産の原名亜種は矢崎(1989,月刊むし(217):7, fig. 23)によって写真が示されている.
- 日本鱗翅学会の論文
- 2006-01-10
日本鱗翅学会 | 論文
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