初期の同志社生協史に関する一考察 : 購買部の動向に着目して
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概要
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初期の同志社生協史に関しては,同志社生協のホームページや同志社生協50年史編纂委員会編『同志社生協史料集I『東と西と』第1期 創刊号〜89号(1957〜1966)』の「解題」にて述べられているが,幾分の「空白時期」が存在する。本論はとりわけ明治後期から昭和初期の「空白部分」に関する同志社生協史の試論構築を試みるものである。本論の考察を進める手掛かりは,戦後の「学生生活協同組合」設立に際して学生消費組合とタイアップした学友会であり,同志社内に消費組合が存在しない時期に学生生活に貢献していた購買部である。購買部は,1920(大正9)年の大学令による同志社大学開校後,有志学生の自治組織である商事研究会内の一活動として設けられ,その後,学生会館建設資金収拾時に学友会に移譲される。さらに,商事研究会は,1912(明治45)年の専門学校令による「同志社大学」開校後に設置された商事実務研究会に起源をもつ。この過程において,購買部の性格は学生の商業実務の研究から学生生活に貢献する性格へと変化し,消費組合と類似する性格を持つに至ったことが明らかになった。
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