24. 木質大断面集成材による柱-はり接着接合部の加力実験(構造)
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概要
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平面計画的に自由度の高い重層木造建築の架構形式の一つとしてラーメン構造が挙げられるが、これには強度・変形特性の優れた柱-はり剛接合部の開発が必要である。木質部材の剛接合部の構成法には、釘やボルトを用いた機械的接合と樹脂系接着剤を用いた接着接合に大別される。前者の接合法では、ボルトの適切な配置により強度、靱性共に優れた接合部の構成が可能であるが、部品数が多く、施工、コスト的に難点がある。後者は部品数が少ない利点があるが、破壊がせん断や繊維方向の応力によるため脆性的であり、接合部構成により断面欠損を伴う場合が多く十分な強度の確保が困難な欠点がある。近年、山形ラーメン架構によく用いられる湾曲大断面集成材構造は接合部で木材繊維が連続しているため強度的に優れた骨組形式であるが、製作費が高価であることが難点である。本報告は、安価な通直集成材と接着剛接合部により山形ラーメン架構を構成することを目的として行われた基礎実験に基づき、接着接合部の強度・変形特性と接合部補強の可能性について考察したものである。
- 1990-02-16
著者
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