2.1 磁場反転配位プラズマ研究の閉じ込め性能改善と新展開(2.高ベータ自己組織化プラズマ研究の最近の展開,<小特集>ITER時代における大学の革新的閉じ込め概念研究のあり方)
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概要
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磁場反転配位(Field-reversed configuration:FRC)プラズマは,従来からある逆磁場テータピンチ(Field-reversed theta pinch:FRTP)法に加え,近年,FRTP法と超アルヴェン速度移送法を組み合わせた生成法,逆ヘリシティスフェロマック合体法(Counter Helisity Spheromak Merging)や回転磁場法(Rotating magnetic field:RMF)などの新しい生成方法が確立され,生成プラズマパラメータ窓の拡大,配位持続時間の伸長,高閉じ込め特性の発現などの進展があり,その結果,準定常運転下での高ベータ高温FRCプラズマの閉じ込め特性改善の研究やFRCの特性を活かした小型核融合研究への新展開が期待されている.この十年のFRC研究の成果と今後の新展開について概説する.なお,より詳しい解説は,本誌8月号小特集「極限的高ベータプラズマ閉じこめ:FRC研究の新展開」もあり,併せて参照願いたい.
- 2008-11-25
著者
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- 6.2 今後の研究の進め方(6.まとめ,ITER時代における大学の革新的閉じ込め概念研究のあり方)
- 2.1 磁場反転配位プラズマ研究の閉じ込め性能改善と新展開(2.高ベータ自己組織化プラズマ研究の最近の展開,ITER時代における大学の革新的閉じ込め概念研究のあり方)
- 1.1 小特集のねらい(1.はじめに,ITER時代における大学の革新的閉じ込め概念研究のあり方)
- 2.3 〜1をどう作るか?(2.FRCの基礎的理解,極限的高ベータプラズマ閉じ込め:FRC研究の新展開)
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