横浜市の市街地拡大の基本的性格(集落地理特集号)
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概要
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凡そ100余年前の開港以前には300余人の砂嘴上の農漁村にすぎなかった横浜村が,現在131万2,794人(昭和35年1月1日現在)の巨大都市に発展している。関東大震災や戦災と接収などの障害にもかかわらずこのような大都市に成長したのには東京の外港,全日本の門戸としての港湾の発達に続いて京浜工業地帯の発展,そして大東京の近郊住宅街として発展してきたためといえよう。これより横浜の市街地がどのようにして拡大してきたか。その発展過程を明らかにし,特に最近の郊外への発展ぶりを人口の増加と住宅の建設状態より明らかにしたいと思う。
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