看護師のクリニカル・ラダーに対する認識 : 第一報

元データ 出版 滋賀県立大学

概要

目的 クリニカル・ラダーは、看護師のキャリア開発支援の一方法として開発・導入されている。また看護師個々の臨床実践能力や学習ニードに適した継続教育を行うための有用なツールであるといえる。しかし、ラダーの有効性の実証は未だ十分とは言えない。よって本研究は看護師のラダーに対する認識を明らかにすることを目的に、質的記述的な分析を行った。方法 クリニカル・ラダーを採用している公立総合病院に勤務し、ラダーに登録している看護師を対象に、「クリニカル・ラダーの良いところについて」無記名で自由記述を依頼した。倫理的配慮として、研究対象者には書面において研究の趣旨などを含む6項目について説明を行った上で、対象者の自由な判断に基づいて、研究に同意するか辞退するかを決定できることを保証した。尚、質問紙調査の回答が返信されたことを研究への同意とした。結果 回答者の平均年齢は27.3(SD±4.9)歳で、クリニカル・ラダーのレベルの構成は、レベルI36名、レベルII75名、レベルIII63名、レベルIV95名であった。記述内容から126コード、16サブカテゴリー、5カテゴリーが抽出された。結論 看護師は、クリニカル・ラダーを【客観的評価基準】であると認識していた。その評価結果によって【自己の課題・目標・役割の明確化】ができたり、継続教育では【個々に応じたステップ】ができると捉えていた。さらに、クリニカル・ラダーは【モチベーションの向上】につながることから、看護師一人ひとりの臨床実践能力が向上するため、組織全体で【質の高い看護の提供】が可能になると認識していると考えられた。

著者

久留島 美紀子 滋賀県立大学人間看護学部
豊田 久美子 滋賀県立大学
藤田 みか 市立長浜病院
毛利 由布子 市立長浜病院
品田 知恵 市立長浜病院
三枝 弘美 市立長浜病院
松田 和子 市立長浜病院
久留島 美紀子 滋賀医科大学

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