ディジタルオシロスコープとパーソナルコンピュータを用いた波形データ収集システムの構築
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概要
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近年、原子核物理学・素粒子物理学の実験において、セリウムを微量添加したGSO(Gd_2SiO_5)という結晶が注目されてきている。この物質は結晶シンチレータの一種で、γ線入射における発光パルスの光量の大きさと減衰の速さが特徴となっている。GSO(Ce)結晶の発光パルスの特性を調べるために、筆者らはディジタルオシロスコープとパーソナルコンピュータをGP-IB規格の通信ケーブルでつないで波形データを収集するシステムを構築し、結晶シンチレータの発光パルスの波形データを収集できることを示した。このシステムはGSO(Ce)以外の結晶シンチレータについてもほとんど変更なしで対応できる。
- 和歌山県立医科大学の論文
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