看護技術の自己学習を目的とした動画ストリーミング教材の製作と評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
N大学では,1・2年次生全員にノートパソコンを貸与し,無線L A Nの環境も整っている。そこで,この環境を利用して学生が看護技術を自己学習できるように動画ストリーミング教材を試作した。そして,看護学科1年次生を対象に,この教材を学生が有効利用するための基礎資料を得ることを目的とした調査を行った。その結果,今回調査に使用した臥床している患者のシーツ交換の教材に関しては,教材視聴群と非視聴群のポストテストの成績に有意差は見られなかった。動画ストリーミング教材は看護技術の自己学習に適しているが,あくまでも練習の補助として使用した方が良い。また,教材は,演習後直ちに視聴するよりも,各自で技術の練習を行い,課題を明確にした後で視聴した方が効果的であると考える.さらに,事前に学生のパソコン操作能力を確認しておくことや,細かい動作まで分かるように画面の画質を改善することの必要性が示唆された。
- 新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部の論文
- 2004-03-10
著者
-
菅原 真優美
新潟青陵大学看護福祉心理学部看護学科
-
小山 聡子
新潟青陵大学看護福祉心理学部看護学科
-
小山 聡子
新潟青陵大学
-
倉井 佳子
新潟青陵大学看護福祉心理学部看護学科
-
佐藤 信枝
新潟青陵大学看護学科
-
南雲 秀雄
新潟青陵大学福祉心理学科
-
中野 充
新潟青陵大学国際コミュニケーションセンター
-
佐藤 信枝
新潟青陵大学看護福祉心理学部看護学科
-
倉井 佳子
新潟青陵大学看護学科
-
南雲 秀雄
新潟青陵大学 看護福祉心理学部
-
菅原 真優美
新潟青陵大学看護学科
関連論文
- 卒業前技術演習における「多重課題演習」の成果と課題
- 示範教材で示された行為の理解がその後の実施に及ぼす影響 : 看護技術演習での効果的な学習を目指して
- 看護学生の自己意識・自己評価と共感性の関連
- 看護系大学生の日常の生活習慣について : 看護技術履修前の1年生の実態調査
- 看護学生の動画eラーニング教材に対する意識
- 看護業務の作業効率に関する検討 : 経験年数の異なる看護師の看護業務の比較
- 看護技術の自己学習を目的とした動画ストリーミング教材の製作と評価
- 看護者が関与する医療事故・インシデントの発生要因 総合病院に勤務する看護者の調査結果から : 第1報
- 注射業務の作業工程における安全性の現状と課題
- ユースケースによる組織変革の提案
- 心臓カテーテルによる検査及び治療を受ける患者へのオリエンテーションの実態調査 : 第1報
- 複数の模擬患者に対応する卒業前看護技術トレーニング
- 学生間採血の意義と学生の不安軽減
- 看護職の医療事故への意識 : N県でのフォーカス・グループ・インタビューより
- 術後患者の睡眠状態の変化
- 心臓カテーテルによる検査及び治療を受ける患者へのオリエーションの実態調査 : 第2報
- 臨地実習前の不安要因とSTAIとの関連 : 基礎看護学実習の学生を対象として
- 高齢者の介護業務ストレスに影響する社会的支援による効果
- StarLogoを用いた自己形成のシミュレーション
- データ圧縮ソフトを用いた情報概念の学習
- 合衆国連邦議会技術評価局によるナース・プラクティショナーの評価
- 外来で慢性病の治療を受けている後期高齢者のセルフケアに関連する要因の検討
- 看護業務シミュレーション演習に模擬患者を導入する意義と妥当性 : 下級生看護学生を模擬患者として
- 芸術系技能を必要とするIT作業を考慮したプログラミング教育のモチベーションの解析