ワクチン政策のパラドックス(理論,数理医薬,<特集>平成20年研究部会連合発表会)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2005年9月中国で実施された家禽の鳥インフルエンザウイルスに対するワクチン接種政策を例に数理モデルを考える.解析の結果,大変興味深いことに,家禽へのワクチン接種率を上げることが,総感染個体数を増加させうることを発見した.つまり,感染個体数を減少させるための家禽に対するワクチン政策が,感染個体数の増加を引き起こしている.本論文では,こういった「ワクチン政策のパラドックス」について詳しく報告する.
- 日本応用数理学会の論文
- 2008-09-25
著者
関連論文
- 相互作用構造は異なる毒性進化を促進するか? (新しい生物数学の研究交流プロジェクト)
- IA 生物(人間)-環境システムの動態に対する環境変動の影響
- 存続と絶滅の数理
- IA-1 環境ホルモンによる影響を想定した個体群動態モデルの構築と解析
- Theoretical perspective of SHIV pathogenesis (第5回生物数学の理論とその応用--RIMS研究集会報告集)
- S-A5 数学モデルを用いたトリインフルエンザ流行に関する考察(シンポジウムA「環境由来の微生物リスク-実態,評価,近未来-」,第24回大会シンポジウム)
- ワクチン政策のパラドックス(理論,数理医薬,平成20年研究部会連合発表会)
- When do patients develop AIDS? (Theory of Biomathematics and its Applications IV)
- The vaccination program against avian influenza : A mathematical approach (Modeling and Complex analysis for functional equations)
- 自己免疫疾患モデル(第3回生物数学の理論とその応用)
- 種内でのエンドファイト感染個体と未感染個体の共存 : 植食者の役割に注目して(第3回生物数学の理論とその応用)