アンテナクリアランスの定義に関する一考察
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概要
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アンテナの電気的な大きさを明らかにするために,近傍に電気的な障害物を設置したときのアンテナ入力インピーダンスの変動率を評価量としたクリアランスを定義し,形状の異なるアンテナが空間的に占有する電気的な領域を比較してきた.本報告では,クリアランスの定義に用いた近傍に設置する電気的な障害物である半波長の導体棒と,評価するアンテナと同形状で給電をしないものを用いた場合について比較することで,クリアランスの定義について適切な電気的障害物の検討を行う.障害物として同形状のアンテナを用いたときには,半波長の導体棒で評価するときに比べてクリアランスの位置がアンテナから遠ざかることを示し,障害物の配置状況によってもクリアランスが変化することを明らかにする.そして,供試アンテナと同形状の共振器を配置してクリアランスを求め,共振器の配置からクリアランスの位置が供試アンテナから最も遠くなるものを用いてアンテナの電気的な大きさを求める.このようにして求められたクリアランスを,アンテナを取り囲む回転楕円体として近似して体積を求めて評価することで,電気的な大きさが最小となるアンテナ形状について明らかにする.
- 2008-01-31
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