多重γ線放射化分析によるたたら製鉄試料中のヒ素とアンチモンの定量(分析・解析)
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概要
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"Tatara" is a traditional iron and steel making process in Japan. It is a kind of directly refining steel making method using a sand iron. By the authors' study, it turned out that we could estimate the source region of raw material of "Tatara" by As and Sb concentration ratio in "Tatara" sample. However, the concentration of these elements in "Tatara" sample is very low (ppm or sub-ppm order), therefore, quantitative analysis is very difficult. In this study, As and Sb in "Tatara" sample (iron lump, sand iron and slag) were determined by Neutron Activation Analysis combined with Multiple Gamma-ray detection (NAAMG). NAAMG is high sensitive and non-destructive analysis method which combined Neutron Activation Analysis (NAA) and multiple gamma-ray detectors. Each "Tatara" sample (iron lump, sand iron and slag) was irradiated for 1-2h (for As measurement), and 8-17h (for Sb measurement) in JRR-3M HR irradiation field (thermal neutron flux was about 9.0×10^<17>nm^<-2>s^<-1>). After the end of irradiation, cooling time was 4-5d (As), and 19-36d (Sb). Coincidence gamma-rays were measured by gamma-ray detector array, GEMINI-II for 1-8h (As), and 2-41h (Sb). Iron and steel certified reference materials were used as comparative standards. As a result of measurement, the concentration of As and Sb in all "Tatara" samples were determined by NAAMG and these were sub-ppm order. Lower Limit of Determination (LLD) of As was 0.1ppm order and Sb was 0.01ppm order.
- 2008-09-01
著者
-
木村 敦
日本原子力研究開発機構
-
小泉 光生
日本原子力研究所
-
岡田 往子
武蔵工業大学工学部
-
鈴木 章悟
武蔵工業大学工学部
-
平井 昭司
武蔵工業大学工学部
-
岡田 往子
武蔵工業大学
-
鈴木 章悟
武蔵工業大学原子力研究所
-
平井 昭司
武蔵工業大学原子力研究所
-
初川 雄一
原研
-
大島 真澄
日本原子力研究開発機構
-
小泉 光生
原子力機構
-
初川 雄一
原子力機構
-
初川 雄一
日本原子力研究所 東海研究所
-
藤 暢輔
原子力機構
-
木村 敦
原研
-
小泉 光生
日本原子力研究開発機構
-
小泉 光生
日本原子力研究開発機構 原子力基礎工学研究部門
-
大島 真澄
日本原子力研
-
藤 暢輔
日本原子力研究開発機構 原子力基礎工学研究部門
-
伊下 信也
武蔵工業大学大学院工学研究科
-
加藤 将彦
武蔵工業大学大学院工学研究科
-
平井 昭司
武蔵工業大学
-
伊下 信也
武蔵工業大学大学院工学研究科エネルギー量子工学専攻
-
伊下 信也
武蔵工業大学
-
藤 暢輔
日本原子力研究所物質科学研究部
-
加藤 将彦
武蔵工業大学
-
鈴木 章悟
武蔵工業大学
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