小形アンテナの形状による相互結合について
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概要
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携帯端末に複数のアンテナを配置してダイバーシチ受信やMIMO等に用いるためには,近接したアンテナ配置においても素子間の相互結合と相関係数が小さいことが望まれる.近接してアンテナを配置して相互結合を小さくするには直交する偏波を利用することが最も効果的だが,配置場所の制約によっては必ずしも直交偏波を利用できないこともある.小形アンテナを近接配置したときの相互結合はアンテナの形状や配置法に大きく依存するが,本稿ではアンテナの電気的な大きさを評価するために提案されたクリアランスと相互結合の関係について検討する.まず,クリアランスを求めるときに用いる供試アンテナの入力インピーダンス変動率と相互結合の関係を明らかにして,いくつかの小形アンテナについて具体的な計算例を示す.また,小形アンテナのクリアランス分布から相互結合を小さくするための指針を示す.
- 2008-03-06
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