医療被ばくに関するリスクコミュニケーションのための基礎研究 : 看護師における認知について
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概要
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A questionnaire survey was conducted on radiation risk and medical exposure, particularly in applications involving children. The survey was targeted at nurses (170 females) engaged in important roles in communicating risk regarding medical exposure. The questionnaire survey yielded the following findings. 1) A significant number of respondents associated the word “radiation” with “cancer treatment,” “exposure,” and “X-ray pictures.” Perceptions about “food exposure” differed between respondents with children and those without. 2) Among the potential health problems posed by radiation, “effects on children,” “cancer and leukemia,” and “genetic effects” were perceived as the most worrisome. Significant differences in perception were noted regarding infertility between respondents with children and those without. 3) Concerning the effects of medical exposure on fetuses/children, only 10 percent of all respondents replied that they were not anxious about negative effects in either case. Among the respondents who felt uneasy about these aspects, most tended to assess exposed parts, doses, damage potentially suffered, timing of occurrence, and uncertainty, based on their professional experience and knowledge, to rationally distinguish acceptable risks from unacceptable ones and to limit concern to the unacceptable aspects.
- 社団法人日本放射線技術学会の論文
- 2008-08-20
著者
-
米原 英典
(独)放射線医学総合研究所
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米原 英典
独立行政法人放射線医学総合研究所
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米原 英典
放射線医学総合研究所放射線防護研究センター規制科学総合研究グループ
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米原 英典
大分県立看護科学大学
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白川 芳幸
放射線医学総合研究所 企画部企画課
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辻 さつき
独立行政法人放射線医学総合研究所放射線防護研究センター規制科学総合研究グループ
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神田 玲子
独立行政法人放射線医学総合研究所放射線防護研究センター規制科学総合研究グループ
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白川 芳幸
独立行政法人放射線医学総合研究所企画部企画課
-
白川 芳幸
独立行政法人 放射線医学総合研究所
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