シアノバクテリア概日リズムの分子機構を数理的に解明する
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概要
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A cyanobacterial clock protein KaiC shows circadian cycling of the phosphorylation level in vitro. We first developed an observationbased model. The KaiC-KaiA complex formation consequently reduces free KaiA molecules, thereby may exert a negative feedback effect toward KaiC phosphorylation. However, this model was shown not to be adequate to generate the KaiC phosphorylation cycle. Then, we analyzed generalized models and determined necessary conditions to generate the cycle. Based on the result, we realized the observed pattern of the KaiC phosphorylation cycle and predicted an unknown state that lies between KaiC phosphorylation and the formation of the KaiC/KaiA complex.
- 2008-07-25
著者
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今村(滝川) 寿子
自然科学研究機構・基礎生物学研究所理論生物学研究部門
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望月 敦史
自然科学研究機構・基礎生物学研究所理論生物学研究部門
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望月 敦史
自然科学研究機構・基礎生物学研究所理論生物学研究部門:総合研究大学院大学・基礎生物学専攻:jst・さきがけ
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今村 滝川
自然科学研究機構・基礎生物学研究所理論生物学研究部門
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今村(滝川) 寿子
自然科学研究機構・基礎生物学研究所理論生物学研究部門:総合研究大学院大学・基礎生物学専攻
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