冠動脈起始異常症の臨床像と予後
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概要
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1)心臓カテーテル検査を受けた17,731例中56例(0.32%)に冠動脈起始異常症が認められた. 2)成人例においては,右冠動脈が左バルサルバ洞より起始するタイプの異常が78.6%と最も高頻度であった. 3)冠動脈起始異常症では冠動脈に器質的狭窄を有さなくても,運動負荷試験中に血圧の低下や心室頻拍の発生等の重篤な合併症を33例中5例に認めた.又,失神の既往を56例中8例に認め,うち1例で,失神の原因が心室頻拍であることが確認された. 4)冠動脈起始異常症では,大動脈弁閉鎖不全症の合併が56例中12例と高頻度に認められた. 5)冠動脈に器質的狭窄を有さない冠動脈起始異常症の長期予後は,外科治療なしでも比較的良好であると思われた
- 金沢大学の論文
- 1996-08-01
金沢大学 | 論文
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