アデノシンA1受容体遮断の腎微小循環と尿細管糸球体フィードバック機構に及ぼす影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
麻酔下の雄性Sprague-Dawley系ラットにアデノシンA1受容体拮抗薬,FK838を投与した. 1)FK838を持続静注すると,投与初期に軽度のGFRの増加を認めた以外,MBPならびに腎血行動態は不変であった.UV, UNaV, FENaは著しく増加し,水・Na利尿がみられた. 2)FK838の持続静注により,係蹄灌流によるEPFRの変化率は小となり,これにより評価したTGF機構の反応性は抑制された. 3)10-7~10-5MのFK838でヘンレ係蹄を微小灌流したところ,TGF機構は濃度依存性に抑制された. 4)プロベネシドを持続静注すると,FK838の水・Na利尿作用は増強したが,TGF機構はFK838単独静注時と同程度に抑制された.プロベネシドの併用により,FK838の血漿中濃度は上昇したが,尿中排泄量は影響を受けなかった.以上より,FK838は,血管内及び尿細管腔内投与のいずれによってもTGF機構を抑制する
- 1996-04-01
論文 | ランダム
- 国民国家の形成と新聞 (〔自由民権資料館〕リニュ-アルオ-プン記念講演「民権運動再発見--ジャ-ナリストの視点から」)
- 犯罪報道を「美しい言葉」で語ってはいけない--無罪推定原則と「推定有罪」仮説 (特集 犯罪の取材と報道)
- 「論壇」の戦後史--いくつかの雑誌に即して (〔論座〕創刊10周年記念特集 日本の言論)
- 終末期看護において直面した倫理的ジレンマと今後の対応への検討
- 文体からの考察、その過去と未来--書き手は危うさを自覚し、変化に迎合することなく (新聞のことば)