グリオーマにおけるDNAメチルトランスフェラーゼmRNAの発現
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概要
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1)DNAメチルトランスフェラーゼmRNAの発現量は星状細胞腫(grade II)では正常脳の20倍から50倍,退形成性星状細胞腫(grade III)では200倍から4,500倍,膠芽腫(grade IV)では800倍から2,000倍と特に悪性度の高いもので過剰発現が認められた.星状細胞腫を良性,退形成性星状細胞腫及び膠芽腫を悪性として比べると,DNA メチルトランスフェラーゼmRNAの発現量に有意差を認めた. 2)DNA メチルトランスフェラーゼ mRNAに対するRNAプローブを用いた組織内ハイブリダイゼーションの結果,定量結果に一致して悪性のグリオーマで強陽性のシグナルを認めた.以上の結果から,グリオーマではDNA メチルトランスフェラーゼ mRNAは良性のものでも発現しており,悪性のもので過剰発現していることが示された
- 金沢大学の論文
- 1996-02-01
金沢大学 | 論文
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