ラットのクモ膜下出血におけるクモ膜下腔の免疫細胞亜群の経時的変化
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概要
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1)SAH後のクモ膜下腔においては,まずマクロファージが出現し,それに続いてT細胞亜群の特徴的な経時的変化が見られた.これらの一連の反応は,遅延型過敏反応に類似していた. 2)SAH後のクモ膜下腔では,遅延型過敏反応に類似した細胞性免疫反応が起こり,そのピークはSAHから2~3日後であり,脳血管攣縮の経時的変化と相関した. 3)脳血管攣縮の病態は,マクロファージによる抗原認識と情報提示,T細胞による遅延型過敏反応の惹起,及び細胞性免疫反応と液性免疫反応の相互作用により引き起こされる血管壁での局所の免疫反応と考えられた
- 金沢大学の論文
- 1995-10-01
金沢大学 | 論文
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