ヒト十二指腸パネート細胞における膵蛋白分解酵素の免疫組織化学的発現 とくに膵の形態および組織像との関連性について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1)パネート細胞の細胞質顆粒にトリプシンの発現をみとめた.その発現は多様であった. 2)パネート細胞にキモトリプシンの発現はみなかった. 3)主膵管閉塞では非閉塞群に比して,十二指腸1陰窩あたりの平均パネート細胞数は有意に増加していた.パネート細胞におけるトリプシン陽性率も有意に高率であった. 4)十二指腸1陰窩あたりの平均パネート細胞数と膵腺房細胞残存率との間には有意な負の相関がみられた.パネート細胞におけるトリプシン陽性率と膵腺房細胞残存率との間に有意な負の相関がみられた. 5)PFD異常値群ではPFD正常値群に比し,十二指腸1陰窩あたりの平均パネート細胞数は有意に増加していた.以上の結果より,十二指腸パネート細胞は膵外分泌機能の低下に際して,その数が増加し,トリプシン陽性物質が増加することにより,消化管内での消化機能,特に蛋白消化の代償に関与していると考えられた
- 金沢大学の論文
- 1995-08-01
金沢大学 | 論文
- 僧帽弁狭窄症患者の心肺圧受容器反射を介する血管反応,交感神経反応におよぼす経皮的軽静脈適僧帽弁交連切開術の影響
- 幼稚園のウェブログに対する保護者と職員の意識の調査
- 幼稚園のWeblogに対する保護者と職員の意識の調査(第2部 研究に寄せて)
- マッカーサー元帥杯スポーツ競技会の成立と廃止
- 明治初期刊行養生書の身体運動論