換気量増加に必要なサーファクタント関連蛋白の種類および量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1)SP-BとSP-Cは,換気量増加作用に不可欠な蛋白質であり,両者が協同して作用を発揮する. 2)SP-Cが1.40%存在する場合,SP-Bの濃度が0~0.70%の範囲では,ほぼ濃度依存性に換気量が増加する. 3)SP-Bが0.70%存在する場合,SP-Cの濃度が0~1.40%の範囲では,ほぼ濃度依存性に換気量が増加する. 4)SP-BとSP-Cの比が1:2の場合,両者の合計濃度が0.53%以下では十分な換気量が得られない.一方,1.05%以上になると換気量が増加する.すなわち,SP-BとSP-Cの両者が存在していても,換気量を増加させるための臨界濃度が存在する. 5)SP-Bを0.70%,SP-Cを1.40%(天然サーファクタントの2倍)含有した再構築サーファクタントは,天然サーファクタントとほぼ同程度にまで静的肺圧量曲線を改善した.しかし,その換気量増加作用は天然のものに及ばなかった
- 金沢大学の論文
- 1995-04-01
金沢大学 | 論文
- 僧帽弁狭窄症患者の心肺圧受容器反射を介する血管反応,交感神経反応におよぼす経皮的軽静脈適僧帽弁交連切開術の影響
- 幼稚園のウェブログに対する保護者と職員の意識の調査
- 幼稚園のWeblogに対する保護者と職員の意識の調査(第2部 研究に寄せて)
- マッカーサー元帥杯スポーツ競技会の成立と廃止
- 明治初期刊行養生書の身体運動論