画像処理とコンピュータビジョンのためのGPU(チュートリアル)
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概要
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CPUとは異なりGPUでできることは増加し続け,画像処理に対して想定以上の性能を発揮している.実際にGPUは主にコンピュータグラフィックスのアプリケーション用に設計されており,2Dテクスチャや3D処理を非常に効率よく行うことができる.こういった能力はリアルタイム画像処理やコンピュータビジョンのアプリケーションソフトウェアの速度向上に適している.また,初期のシェーダー言語に比べて,最新版のシェーダー言語はよりいっそう簡単に使用できるようになっている.しかしながら,GPUを効率よく使用するためにはいくつかのシェーダー基礎知識が必要とされている.本稿では画像処理とコンピュータビジョンにおけるシェーダーの使い方の概要を記述する.本稿では,はじめに,コンピュータグラフィックスのレンダリングパイプラインとシェーダーの一般概念を詳細に述べる.この部分は現存するシェーダー言語の概要,特にGLSLの詳細な記述でもある.これらの解説にはシェーダープログラミング,さらに,シェーダーの読み込みとコンパイルに関する部分も含まれる.ここではシェーダーは特別なプログラム設計となっていることを理解することが目的である.次に,画像処理とコンピュータビジョンに関するいくつかの実用的なアプリケーションを提供する.これらの章では特に色操作,幾何的アプリケーション,さらにバーチャルリアリティや一般的な目的のためのGPU使用方法を扱う.そして,最後に,技術的,理論的なアドバイスとともにシェーダーの導入方法を提供する.
- 2008-05-01
著者
-
ノジク ヴァンソン
慶應義塾大学大学院理工学研究科
-
石川 尋代
慶應義塾大学大学院理工学研究科
-
フランソワ ドゥ
Universite Paris-Est
-
石川 尋代
慶應義塾大学
-
石川 尋代
慶應義塾大学理工学部
-
ノジク ヴァンソン
慶應義塾大学理工学部情報工学科
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