牧草の再生に関する生理生態学的研究 : 第4報 C^O_2利用によるバヒアグラッスの初期再生過程における貯藏養分の利用の証明

元データ 1966-05-30 日本草地学会

概要

C^<14>O_2を同化蓄積させたバヒアグラッスを用いて,刈取後再生過程中に果す貯蔵養分の役割を検討した。その結果本実験の範囲ではつぎのことがあきらかになった。1.株・根に蓄積された貯蔵養分は刈取後急速に減少するが,その一部が新葉(再生葉)合成に利用されることはC^<14>O_2利用によって決定的に明らかになった。すなわち,刈取時株・根に蓄積されていたC^<14>はその後数日間新葉中に転流してくる。2.貯蔵養分は新葉合成のためには刈取後6日間利用されるが,その後はほとんど利用されていない。3.光条件下では6日目以降再生葉は活発に光合成をおこない重量を増加させるが,暗黒下ではもはや再生葉の重量増加はおこらない。4.バヒアグラッスでは貯蔵器官としては,根よりも株のほうの再生に果す機能が大であると思われる。

著者

山田 芳雄 九州大学農学部
江原 薫 九州大学農学部
前野 休明 九州大学農学部
江原 薫 九州大学農学部栽培学研究室
前野 休明 農林省四国農業試験場

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