音声を主成分とするノイズ下での語音了解検査 : ノイズの周波数帯域と単語了解性との関係について
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概要
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競合ノイズを含む補聴器評価専用の音源がCD(TY-89)として作製され、音声ノイズ下での語音了解検査が容易になった。研究1では、校正音の音圧レベルを一定とした場合の、3種の音声ノイズの全周波数域(いわゆるオーバオール)と7周波数の音圧レベルを求めた。全周波数域では1.0〜16.9dBの差が認められた。また、各ノイズの周波数帯域も異なった。研究2では、各ノイズの全周波数域の音圧レベルを揃え、語音とノイズのS/N条件を-15dBとし、健聴者24名に25単語の了解を求めた。結果は、周波数帯域が250〜500、250〜1000、250〜2000Hzのノイズを負荷した順に了解は難しく、周波数帯域の幅が広く、高い周波数を含むノイズほど単語了解を妨害することが示された。このことから、複数の音声ノイズ下での単語了解性を手掛かりとする補聴器選択方法開発の可能性が示唆された。
- 日本特殊教育学会の論文
- 2000-01-30
著者
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