精神薄弱児の知能の成長モデル
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概要
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本研究は、精神薄弱児の知能の成長法則をモデル化し、このモデルの妥当性を測定データにより評価したものである。i)知能の成長モデル精神薄弱児の知能の成長速度は精神遅滞の程度に比例するという仮定から、MA=CA^<εo>(εo=1の場合が正常モデル、εo<1が境界線を含めた精神薄弱児のモデルで、障害の程度が重くなるほどεoの値は0に近づく)の幕関数を誘導した。ii)モデルの評価2つの測定結果に対する適合性を調べた。(1)直接収集した鈴木ビネー知能検査の縦断的資料(1Q72以下51名)をもとにモデルの適合性を吟味し、測定MAと推定MAの差が平均で1ヵ月、類似度も0.8346の高い値を得た。(2)Kuhlmannの測定結果との一致を検討し、境界線(1Q74以上)を除いた精神薄弱群では良好な一致がみとめられた。
- 1983-03-30
著者
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