The Distinct Self-views between Americans and Japanese in Relation to Their Linguistic Manifestations
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概要
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「人間とは何か」の問いかけは,我々にとり重要な問題である。人間は生物的存在であると同時に文化的存在でもある。人間の集団は一定の生き方を持ち,その文化を身につける。 アメリカ文化は個を重視要視し,個の確立をめざす。アメリカ人は選択の文化の中で育ち,一個の人間が人生をつくりあげていくのだという人生観を持つ。この個の重要性は英語においてselfのつく合成語が多いのでもわかる。反面日本文化は滅私の文化であり,自己をおさえる傾向を持つ。社会との和,自然との一致を尊ぶが故に自己はその中に埋没する。日本人のこのものの考え方は,人間的要素が日本語に表われない傾向にあるという点に表れている。
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